4月7日に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されてから、1か月半近くたちました。既に多くのエリアで解除がされており、東京都をはじめとした感染者数が多い地域でも、本日25日解除とのことです。

今回は私が主で担当しているメディカル業界にとって、
今大きなテーマになっている医師の情報収集の在り方について、記載します。

これから医師の情報収集の在り方は大きく変化する

新型コロナウイルス感染拡大によって、主たる情報チャネルであった、対面でのMRさんの活動が出来なくなっています。以前からMRさんが話せる内容が制限され、病院での面談規制も伴って、MRさんの位置づけが変わりつつありましたが、現状強制的に情報収集の仕方がかわってしまったため、その変化のスピードがより一層早くなるであろうと睨んでいます。

医師の理解を深める上で、今こそ調査を実施する必要性がある!

情報収集の在り方だけに限らずですが、ビジネス(戦略)を前進させる上で
・医師の置かれている「実情」を知る
・医師の声を「傾聴」する
・医師の変化を「把握・察知」する
この3点をおさえることは必須です。
特にMRさんが医師と対面で話せず、医師の状況がしっかり理解・把握できていない今こそ、リサーチを実施する必要性があるのではないでしょうか。

今後の医師の情報収集の在り方を考える上での勘所は、主に3つ

今回書かせて頂いた医師の情報収集に関する調査を実施する上で考えるべきポイントは以下の3つです。
〇現状の医師の情報収集における困り度
〇MRさん・デジタルコンテンツからの情報提供のすみわけ
〇今後の情報収集におけるセグメント

〇現状の情報収集における困り度
当然今後について医師に語っていただきたいところですが、なかなか今後の予測は難しいです。というのも解除されたとしても、対面でのMRさんの活動の復活がいつになるのか、加えて病院側のMRさんとの面会方針がどうなるのか、不透明な中で、その予測は信頼性に欠けるからです。

勿論今後について聴取する必要がないといっているわけではないですが、どちらかといえば情報収集の在り方が変わった中で、どの程度現状困っているのか、そこが大事になってくると思います。具体的には「対面でのMRさんがいないことで、情報収集に困っているのか、いないのか」です。結局その困り度合いが今後の情報収集の在り方に強く紐づいてくる要素かと思います。

MRさん・デジタルコンテンツからの情報提供のすみわけ
MRさんから話せる内容が制限されてきている中で、コロナによって、「MRさんだからこそ求める情報」「デジタルで事足りる情報」がより一層はっきり出てくるかと考えます。医師のニーズを把握しておくことが、情報提供の最適化につながります。

○今後の情報収集におけるセグメント

コロナ終息後の医師の情報収集は、ざっくりいうと3つのタイプに分かれることが想定されます
・デジタルで基本的に事足りてしまう医師
・MRさんとデジタルを上手く使いこなしていく医師
・環境変化後もMRさんを頼る医師
各セグメントによって、情報収集のスタンス、MRさん・デジタルコンテンツに対する認識は異なります。自社製品の処方状況・疾患の特徴等を絡めた上で、各セグメントにどのような情報をどの情報ソースでどのように伝えていくか、プロモーション活動を考える上で肝になります。

改めて医師の情報収集の在り方は、コロナによって今後パラダイムシフトがおきるであろうと思います。MRさん・デジタルの位置づけを見極め、今後のプロモーション活動の最適化・効率化を図っていくことは、どの製薬メーカーさんにとっても非常に大きなテーマです。
我々インデックス・アイは、これまでに情報収集に関する調査を何十本と多岐に渡って実施しております。その知見・経験をいかしながら、皆様のビジネスの前進にお役に立てればと考えております。

熊原 唯心
この記事を書いた人

チームリーダー兼ディレクター。メディカルの定性調査を主に担当、特に医師への情報提供活動に関する調査を豊富に経験。