ストーリーを使ってコンセプトを構築する
モノ・サービス、情報が溢れている中で、生活者は情報過負荷に陥っており、自分の関心領域に入っていない商品・サービスに対しては、「余計なコトは考えたくない」が基本スタンスです。その場合、コンセプトに価値を感じ取っていただくには、“自分ゴト化”したイメージができるか否かにかかっています。
新しいコンセプト構築が求められている今、インデックス・アイはオリジナルの「ストーリー・コンセプト構築法」でご支援いたします。
こんなことでお困りの方へ
- 従来のコンセプト構築に限界を感じている。
- スペックや機能の訴求に留まり、ターゲットにとっての「価値」に転換できていない。
- 使用シーンを提案しても、ターゲットに自分ゴトとして捉えてもらえない。
なぜ、"状況設定"が重要なのか?
コンセプトとは、
・ターゲット(誰に)
・ベネフィット(どのような価値を)
・シーン(どのように活用するか)
を示したものです。
評価は悪くはないものの、誰にも刺さっていないコンセプトが多くみられます。モノやサービスが飽和になっている現代において、提供側の論理で差別性・独自性ばかりを訴求しても、生活者にとっては自分ゴト化しにくい内容になっています。
生活者は提供側が思っているほど「差別性・独自性」を求めていません。生活者は自分の興味関心がない領域のモノ・コトに対しては「とことん省エネ」になり、情報収集・選択のために「時間と頭と気持ち」を使いたくありません。
いわば「考えてなくてイイ」も大事な価値になっています。
そこで、インデックス・アイでは、ストーリーを活用して、生活者により分かりやすく自分ゴト化していただき、商品やサービスの価値を評価していただける独自の「ストーリー・コンセプト構築法」でご支援します。
【モデルケース】 共稼ぎパパをターゲットとした「水回りのお掃除」に関連した新商品開発
背景・調査課題/調査設計
背景
共働き世帯の増加、「働き方改革」による残業減少、在宅ワークなどの環境変化によって、今まで家事に参画していなかったパパが、家事を担うことが増えてくるのではないか。
そこにビジネスチャンスがあるのでは。
テーマ
ふだん家事をほとんどしないパパでも活躍できる「水回りのお掃除」に関する新商品開発
※水回りは、トイレ、お風呂、洗面台として、今回キッチン(調理、食器洗い)は、スコープ外とした
与件
一般家庭にて設置・使用できる製品
調査対象
レベルを問わず、自宅内の掃除、洗濯など家事を行う機会が「月に1~2回程度」のパパ
プロジェクトの流れ
プロジェクトの一例をご紹介いたします。
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Step 01
観察調査/インタビュー
【パパの観察調査&インタビュー】
- ふだんは行っていない風呂、トイレ、洗面台の掃除を行っていただき、観察&パパのみにインタビュー
【ママのインタビュー】
- パパには離席していただき、ママに録画したパパの掃除行動を 見ていただきながらインタビュー
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Step 02
ミニワークショップ
- ・“気づき”のピックアップ
- ・“気づき”の共有・構造化
- ・HOTWORD化
- ・“問い”の設定
- ・アイディアの拡散
- ・アイディアの収束
- ・ストーリー化
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Step 03
ストーリー・コンセプト作成
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Step 04
1on1インタビュー
【パパへのインタビュー】
- ストーリー・コンセプトを呈示しながら
- ①アイディア・ストーリーの受容性、より受容されるためにどう変えるか
- ②ペルソナ作成に必要な情報収集
ストーリー化の例
ストーリーの構成をもとに4コマ漫画にしていきます。
実際にインデックス・アイのリサーチャーが作成したストーリー・コンセプトの4コマ漫画です。
サービス
インデックス・アイが得意としているテーマ
顧客理解における様々なアプローチ