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リサーチ 2023.2.1

定量調査のアンケートの作成における勘所

22年4月に入社いたしました、インデックス・アイの前田です。
非メディカルの定量調査を中心に案件を担当しています。

私は他の同期入社の社員と比べて特に定量調査を多く経験してきたため、定量調査票の内容を自分なりに検討してみた経験から学んだことをお話できればと思います。

■定量調査と定性調査の違い
まず、定性調査と定量調査では調査方法も得られる情報も大きく異なります。

定性調査では主目的が「質的」な探索であるのに対し、定量調査は「量的な」検証が主目的になります。
得られる情報も、定性調査が対象者の「言葉(発言)」や「表情・しぐさ」なのに対して、
定量調査は「数字(%、件)」や「言葉(自由回答)」なります。

定性調査において重要なポイントは対象者ごとに質問の内容を変更するといった臨機応変さであるのに対し、定量調査では1度アンケートを配信してしまうと変更はできず、設問に関して補足説明をすることも出来ないので、我々が知りたい内容を回答者が答えやすい形で作成をできることが重要になります。

■定量調査のアンケート作成においての注意事項
私が実際に案件で定量調査のアンケートの聴取内容を検討し、以下のことが特に重要だと考えています。

① アンケートの序盤から考え込ませる内容は避ける

⇒いきなり答えにくい設問だと回答者が脱落してしまうので、最初は年代や性別といった対象者属性のような事実に基づく質問である方が回答者にとっては回答しやすいです。

② 設問数は出来る限り少なくする

⇒設問数が多すぎると回答者が脱落してしまったり、精度の低い回答をしてしまったりする可能性があります。
そのため、我々の知りたい内容は何なのか、アンケートで聴取したデータをどのように使いたいのかを考え、設問内容を精査する必要があります。

③ 回答者にとって分かりやすい設問文にする

⇒回答者にとって分かりにくい文章では、誤った選択肢に回答したり、回答者に負荷がかかってしまったりする可能性があります。
そのため、設問文の重要な箇所に太字や文字の色がなどを用いて、設問文にメリハリをつけ、その箇所を読むだけでも回答する内容が分かるように意識すると、回答者が回答をしやすくなります。

④ 専門的な用語を使う際には注意する

⇒設問文や選択肢に専門的な用語を使ってしまうと、我々と専門的な用語を知らない回答者との間で認識のズレが起き、回答の精度が低くなる可能性があります。
業界では常識的な用語であっても回答者が分からないものは分かりやすい単語に変えたり、画像やイラストを呈示したりすることで認識のズレを作らないようにすると回答者が回答をしやすくなります。

■最後に
調査を行う上でサービス提供者の目線で考えることはもちろん大切ですが、特に一般の方が回答をすることが多い定量調査のアンケートを作成する上では、回答者の目線に立って考える力が 常に求められると考えます。
私自身今後も回答者の目線に立つことも忘れず、定量調査の業務に取り組んでいきたいと思います。

長い文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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前田 遥香

現在は不動産、食品等の非メディカルを中心に担当しております。調査対象が一般の方であるCS調査・市場調査等を担当することが多く、一般の回答者の目線に立って調査をすることを心がけています。

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