社内ワークショップのご紹介~百貨店Xの売上を向上するために何をご提案するか?~
当社BLOGをご覧くださりありがとうございます。リサーチャーの三上です。
先日、社内メンバーを対象に、「ワークショップサービスの質向上」「社内メンバーの交流」を目的として、全社員を対象にワークショップを行いました。今回はその内容と、振り返って社内メンバーから満足度の高かった点を中心にご紹介します。
■ワークショップのテーマ
「百貨店Xの売上を向上するために何をご提案するか」が今回のテーマです。
弊社オフィスのある日本橋近辺には大手百貨店がいくつかありますが、その中の百貨店Xのご担当者より「売上をどのように上げるべきか・・」とご相談があったと想定しワークに臨みました。
今回は代表の小田やリサーチ事業部長の佐藤、また派遣社員など役職の垣根を超えた全メンバーが参加し、観察の経過からご提案までをリサーチのベテランである役員陣によってスコア化いただき、競い合いました。
■ワークショップの内容
ワークの内容として、今回総評で1位に輝いたチームが特に他チームと異なっていた点をご紹介いたします。
・まずはクライアント様の企業の歴史や想いを知ることからスタート
・限られた時間の中では百貨店Xの観察に注力することに意味があると考え、競合他社の店舗は観察に赴かない
・現地で百貨店Xを訪れたお客様に対し、実態の確認・仮説検証のためのインタビューを実施
・プレゼンではパワーポイントを使用せずに紙芝居で解説
こちらのチームは、上記のように顧客理解(クライアント様と生活者のみなさま)を深めることからスタートし、ご提案にもインパクトや納得感を持たせるフィールドワークを実施した結果、評価が高くなったと思います。
■振り返って満足度の高かった点
ワークショップ実施後に参加者を対象にアンケートを実施し、特に満足度の高かった点を一部ご紹介いたします。
- 観察調査およびワークショップの進め方を学べた
特に派遣社員や年次の若いメンバーから、「上位者から学ぶ機会となった」という声が多くあがりました。上位者も含めてワークを実施したことで、ワークの進め方やその背景にある考え方などを学ぶ機会となりました。
なお、上位者からは「若手メンバーが積極的に発言している」ことなど現状の評価や今後の期待感もコメントとしてあげられました。一方でフィードバック時には改善点の指摘も少なからずあり、経験豊富なメンバーから次のワークショップにつなげられる学びを得られました。
- 日頃関わることのないメンバーと親睦を深められた
日頃コミュニケーションをとる頻度が少ない、また話すことがあっても最低限業務上の話をする程度に限られるメンバーもいる中で、今回はひとつの成果物を作りあげていくワークがメンバー間の親睦を深めることに一役買ってくれました。
リモートワークが中心となった昨今では対面で意見を交わす場面が以前に比べると減ったため、メンバーが同じ空間で熱量を持って意見を交わすことで参加メンバー同士の結託感が生まれたと思います。
■終わりに
弊社では調査だけでなく、ワークショップのご提案も差し上げております。仮説を立て調査設計を詰めるためのプレワークショップ、調査結果を活用するためのポストワークショップといったご提案ももちろんですが、「社内で現状の課題を整理したいが、相談する相手が欲しい・・」といった調査の検討段階でのご相談も承っておりますので、<info@index-i.co.jp>までお気軽にお問い合わせください。