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会社紹介 2023.4.3

ドライブ・プロジェクトでクライアント様のビジネスを前進させたい

インデックス・アイのミッションは、「顧客理解とデザイン思考でビジネスを前進させる」です。

マーケティング・リサーチによってクライアント様の意思決定に寄与するに留まらず、「マーケティング・リサーチでクライアント様にとっての顧客理解を、デザイン思考によるコンサルティングでクライアント様のビジネスを前進させるご支援をしていきます」という高い目標設定を自らに課しています。

本ブログでは、そのミッション設定に至った経緯をお伝えしたいと思っています。

 

私は前職に在籍していた2000年くらいから、リサーチ業界はこのまま変わらないと10年後、20年後は喰っていけなくなるな、という問題意識を持っていました。

インターネット・リサーチが急速に普及していき、クライアント様でも簡単にリサーチを実施できるようになり、「データを収集する」ことへの相対的価値は下がっていました。

正式な統計データではなく個人的な肌感覚ですが、当時リサーチ業界では7~8割以上のプロジェクトがクライアント様へデータやグラフ納品であり、プロジェクト単価も低下していく一方でした。

 

2009年、インデックス・アイにジョインしてリサーチ事業をスタートした際に、歴史とブランド力、パネルデータやリサーチモニターなど仕組みのある競合会社さんと較べて何で勝負していくのかを考えた結果、
勝負ポイントを、

  • 担当チームでプロジェクトの最初から最後までをご支援する
    (インタビューも含めて非分業制)
  • メディカル/一般消費財・不動産の幅広い業界をご支援する
    (一人のスタッフが異なる領域・業界も担当)
  • 新しいアプローチ法を開発し続ける

としました。

 

【インデックス・アイのチャレンジ(一部)】

※MROCは2012年に日本で最初にサービス提供を開始しました。2021年にサービスを終了しております。

更に付加価値の高いサービスを提供すべく、インデックス・アイでご支援しているプロジェクトを「オペレーション」「リサーチ」「ドライブ」の3タイプに分けています。

  • オペレーション・プロジェクトは、定型化されたグラフ、簡易なサマリのみをご提供します。
  • リサーチは、企画書作成から報告書作成・プレゼンテーションまで、定量/定性(インタビュー、観察)の手法を問わずフルサービスで提供します。
  • ドライブ・プロジェクトは、リサーチに加えて事前もしくは事後(あるいは両方)のワークショップを行います。ワークショップのみのご支援、クライアント様の社内研修・トレーニングの講師も含めています。

特に、ドライブ・プロジェクトではワークショップのご支援に注力しています。

インデックス・アイが主導して、ワークショップのプログラム・デザイン、ファシリテーション、可視化をご支援しています。クライアント様社内の情報共有に留まらず、仮説抽出、問題意識・課題感、アウトプット・アクションプランまで共有できるようにしていきます。

 

例えばメディカル・リサーチのドライブ・プロジェクトでは、次年度の戦略立案まで関与しており、クライアント様のビジネス前進に”直接“寄与していると自負しています。

2019年に、2023年度にはドライブ・プロジェクトを50%(受託金額ベース)まで持っていくことを目標にしてきましたが、現時点では目標にまだ遠く及びません。

 

2022年度 プロジェクト数構成比 受託額構成比
オペレーション 54% 20%
リサーチ 32% 54%
ドライブ 14% 26%

 

ドライブ・プロジェクトを増やしていくためには以下の3点が重要と考えています。

 

■正確なオペレーションが土台

正確で効率的なオペレーションができてこそ、調査課題に対して的確なリサーチを提供できます。

 

■全スタッフのリサーチ・スキルをあげる

インデックス・アイの全スタッフが、リサーチの調査手法のすべてを体得、幅広い調査課題や業界へのご支援の経験を積むことで、クライアント様の信頼を得てはじめてカウンターパートとして見ていただけるようになります。

また、前述のような新しいアプロ―チ方法を常に開発していくことも重要です。

 

■ドライブ・プロジェクトを相談するに値するカウンターパートになる

インデックス・アイのクライアントさんは、大企業の幹部やその候補者となる方たちです。その方がご自分たちで手掛ける、すなわち内製化せずにインデックス・アイにご依頼いただくには、私たちの本業であるリサーチによるクライアント様の顧客理解力に加えて

・クライアント様のビジネスそのものの理解
・ストラテジック・プランニング
・デザイン、クリエイティヴ

の能力を高め続け、視座をあげていかなくてはなりません。

 

そのために、OJT、社内研修はもちろんのこと、日々のプロジェクトご支援で学ばせていただいた知見(さらには失敗例も)を共有していきます。

 

2023年度、更にクライアント様のビジネス前進に直接的に寄与できるドライブ・プロジェクトを増やして参りたいと思います。ご期待ください。

 

代表取締役社長 小田宜夫

この記事を書いた人

小田 宜夫

小田 宜夫

代表取締役社長。 現在も、インタビュアー、ファシリテーター、トレーナーなど、マーケティング支援のプロフェッショナルとして、クライアント様の経営、マーケティング課題を共に悩み・考え、課題解決のお手伝いをしている。

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